第93回元気LINE「教誨師(きょうかいし)」

元気LINE

おはようございます!
10月26日月曜日 8時28分(ニャー)
ねこたろう🐱の元気LINE93回目です。

今回は堀川惠子さんの「教誨師(きょうかいし)」よりです。


私が今まで読んだノンフィクションでも最高傑作のものです!

主人公の渡邉普相さんは、50年もの間、死刑囚と対話を重ね、執行にも立ち会い続けた教誨師です。

仕事内容は教誨(教えさとすこと)です。悪いことをした人間と向き合い、正しい方向に導く。相手の過去や思いを引き出すために、まず信頼されるようつとめ、心をひらかせる。しかし、その相手は死刑囚。罪を犯し死ぬことが決まっている人の心をひらかせ、正しく導くことにどのような意味があるのか?
心を自分にひらいてもらい、一生懸命教誨をして変化がでてくる死刑囚。いわば渡邉さんにとって教え子でもあります。しかし必ず死ぬ運命にあり、それを最後まで見送ります。

「真面目な人間には教誨師の仕事は出来ません。突き詰めて考えておったりしたら、自分自身がおかしゅうなります」

と述べているように、相当精神的にも過酷な仕事です。しかも、ボランティアなのでお金を貰わずに続けてきました。

渡邉さんは、子供の頃原爆にあい、かろうじて自分だけが生き残る経験をしました。そして、その後過酷な人生を自ら選ばれました。

仕事のことは守秘義務もあるので渡邉さんは今まで誰にも言わず、取材も全て断っていたのですが、作者の堀川さんが熱心に取材をされ、渡邉さんの死後にだすという約束のもと出版されました。

渡邉さんや死刑囚だけでなく、刑務官の方の仕事や葛藤もかかれてあり、多くの人に知ってもらいたい仕事だなと思いました!

重い内容ではありますが、死とは何か、生きるとは何か、人が人にいったい何ができるのか?
という生き方を非常に考えさせられるものでした。また、死刑囚の生い立ちや心の中もかかれてあるので、社会勉強にも非常になり自分の人生や子供の人生にも深く考えさせられました。

映画にもなっていて、大杉漣さんの最初のプロデュースで最後の主演の作品になってます(映画は仏教ではなくプロテスタントになっています)

月曜日の朝から少し暗い話題ですが笑、渡邉さんの人生に非常に勇気をもらえる本です!

今回もありがとうございました!
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2020年10月26日配信分より編集

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