第115回元気LINE「ぎゅ~たん!(牛探)」

元気LINE

おはようございます!
3月29日月曜日 8時28分(ニャー)ねこたろう🐱の元気LINE115回目です。
今回は二階堂武尊さんの「ぎゅ~たん!(牛探)」です。

 

これは、十牛図という中国北宋時代の禅僧が書いたものです。
牛の10枚の絵で、これを順番に見ていくだけで「小さなサトリ」を体験できるものです。

本書は、現代のサラリーマンが主人公で、突如スーニャという天女があらわれ、十牛図で人生が変わっていく様子が物語としてかかれています。

それぞれ

①尋牛(じんぎゅう)‥何もない荒涼とした河原。人の姿だけで動物の気配はなく、ただ風の気配だけ。

②見跡(けんせき)‥何もなかったはずの河原。そこに牛の足跡がある。牛の存在を知り、気があせるが、がっつくと牛は逃げてしまう。

③見牛(けんぎゅう)‥牛のしっぽを発見!
心を落ち着かせる。

 

④得牛(とくぎゅう)‥ついに牛を見つけ、飛びかかり、暴れる牛を力でねじ伏せる。牛は凶暴だった。しかし牛と人は互いを写す鏡であるらしい。押さえようとするほど、牛は抵抗する。

 

⑤牧牛(ぼくぎゅう)‥笑顔になり、のんびり牛に近づく。牛をいたわり、観察し、一緒に呼吸をする。暴れていた牛を手なずけ、どうにかおとなしくさせた。油断はできないが、牛を飼い慣らしたようだ。

⑥騎牛帰家(きぎゅうきか)‥飼い慣らした牛と自分は親友。牛にまたがり、和気あいあい。鼻歌をうたいながら、家路についた。

という風に、主人公はこの絵を順番にスーニャから提示され成長していく話です。
牛を乗りこなして、サトリをひらけたのか??
しかし、ここから10枚目までまた大きく変わっていきます!
絵は
⑦忘牛存人(ぼうぎゅうそんじん)
⑧人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう)
⑨返本還源(へんぽんげんげん)
⑩入鄽垂手(にってんすいしゅ)

と、続いていきます。
自己を牛になぞらえて、牛をとらえ、牛と仲良くして、最後に牛を手放す過程になっています。

最初見ただけではよくわからなかったのですが、何度か見ていくとだんだん味わい深くなってきます。本書は概要のストーリーなので、もう少し深く勉強してみようと思いました。

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2021年3月29日配信分より編集

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